モスタル

画像の橋の東西で、住む民族も宗教も異なります。かつてこの橋は内戦で完全に破壊されました(たった15年前)。今の橋は川に崩れ落ちた破片を拾い集めて再建したものです。すべてにおいて日本じゃ考えられないことに包まれています…

今はモスタルを観光後ランチを終えてドブロヴニクへの帰路についています。行きの検問所(イミグレ)を通過するときに寝ぼけていたら、わたしのパスポートは確認されずバスガイドさんに「ラッキーだね〜」と笑われました。まあどう見ても問題のない東アジア人だけど…EU間の移動でもないのに国境超えが緩すぎる…

モスタル(ヘルツェゴヴィナの真ん中あたり)は山に囲まれた盆地でとても暑かったです(気温は39℃)。わたしは橋の西側(キリスト教圏)で食事をしたせいか、ユーロで支払いできました(2マルク=1ユーロで換算)。そして相変わらずわたしの携帯(ドコモの904なので3Gの電波しか拾わない)はボスニア・ヘルツェゴヴィナは圏外でした。別に携帯がなくても困らなかったけど…

18時半にはホテルに着くみたいです〜モスタルは本っ当に〜〜に暑かった…だけど小さくて可愛い旧市街と内戦の傷跡が残る建物を見ていたらこの町に来てよかったとおもいました。銃痕だらけの建物に今も住んで生活している人がいて、考えることはいっぱいあるけれど、観光客のわたしにできるのは外貨を落とすことだけ。ホテルに戻ったらまたいつもの通りのんびりします。世の中は不条理だな〜とつくづくおもいます。

わたしが幸せだとおもうのは、日本人として戦禍のない日本に生まれ育つことができたこと、そして自由に世界を動き回ることができること。海外に来るとそれを痛感します。