BG(4/4 18:30)

感想とは言うに及ばない雑感ですが。
ネタバレ一切なしで臨んだので、背景情報を処理するのに精一杯。アイルランドと英国の構図についてはMASTERキートンで知ったことのみなので、そこに宗教が交わるとますます純日本人のわたしには遠い世界のようにおもえてしまって、あくまでも彼岸のお話という意識が拭えないまま終演を迎えてしまいました。
噂のキスシーンは序盤から披露で「えー!」とおもったのですが、「別に好きじゃない→嫌い→大嫌い→うそ、ちょっと好き→好き→大好き」という怒涛の感情の流れを一曲にまとめていたのでさらに「ええー!」という感が強まった気がします。でも安良城さんは歌が上手で、櫻井さんも歌が上手になっていた!ので「ああわたしミュージカルを見ているのね」という気持ちを存分に味わえました。わたしの中でミュージカルは「!」の連続というイメージ。それは突然唄い出すから…。
サッカーのシーンでは、ボールをしっかりコントロールしていました。客席にボールを落とすとかそういうアクシデントもなく。
そして初夜のシーン…これは…笑っちゃいけない!んですよね!!内容が内容だけど…。生脱ぎとベッドのもぞもぞは見ていてどうしようかとおもいました。歌詞が歌詞だし…いっそのこと歌詞に全責任を委ねたい…。
たぶん「かわいいなあ」とおもったのは貧乏ゆすりしているときの太もものプルプルと、トランクス一枚でおしりふりふりしてるのと、監獄で体育座りしているところです。なんかこうやって羅列すると物凄く不謹慎な観客だけど、BGのノリはかなり独特で(ここ1ヶ月間、帝劇と演舞場を行ったり来たりしてた人間から見て「独特」でした)、「たぶんここは笑うところなんだろうなあ〜」ってシーンでも客席は沸かないし…。うーん…初観劇だからわたしが違和感を覚えただけですねきっとたぶん。
櫻井さんは、「嵐の」という冠を置いて役に没頭していた気がします。だから本編終了後の叫び厨が本当に、びっくりするくらい、酷く感じた。ここまで恥ずかしいとおもったことはないくらい…(あれー春休みってまだ続いてるの…?)。
最後に一つ、直接関係ないことですが、取引先のアメリカ人でめずらしい苗字の人がいて(アメリカ人ぽくない)、由来というかそういうのを先輩が尋ねたところ、アイリッシュの人でした。もちろん本人は米国生まれの米国育ちなんですけどね。そんなことがつい最近あったばかりなので、アメリカに移住するお別れのシーンを見て「ああ」とおもいました。たぶん、そういう人から見たらBGのストーリーはもっと違う意味を持つんだろうなあ…。